2010年11月17日
ホスト20人、有志でごみ拾い 立川駅周辺、月1回
立川駅周辺の飲食店で働くホストたち約20人が月1回、スーツ姿で駅周辺のごみ拾いをしている。今月10日で6回目を迎えた。
きっかけは駅前を巡回する市の安全安心パトロール隊とのやりとり。指導員の中田敏治さん(71)は2005年の発足当初から駅周辺でのホストらの行き過ぎた客引きなどに注意をしてきた。その際に心がけたのは「指導だけで終えないこと」。コミュニケーションを大切にし、ホストたちと「何をしてはいけないか」などを話し合ってきた。
ある日、ホストの「まとめ役」から提案があった。「今度有志でごみ拾いをしようと思うんです」。中田さんは「それはいい」と歓迎した。
活動は月1回約30分。ごみ拾いの前にパトロール隊に声をかけ、終わった後もあいさつをする。ホストの一人は「街で『偉いね』って声を掛けてもらえて、うれしかった。これからも続けていきたいと思います」と話す。駅前で世代を超えた交流が始まっている。