2011年03月08日
青森・六戸町夫殺人未遂事件 送検の37歳妻、ホストクラブ勤務の男に依頼か
夫に対する殺人未遂の疑いで青森・六戸町の妻が8日、送検された。その妻と共謀し、夫に切りつけたのは、15歳年下の男だった。
青森・六戸町の主婦・吉田 真由子容疑者(37)が、4歳年上の夫に対する殺人未遂容疑で、8日に送検された。
真由子容疑者を知る人は「別に派手じゃないけど、ちょっと男っぽいじゃないけど、姉御っぽい雰囲気はあるよね」と語った。
真由子容疑者は、夫の殺害を計画したとみられ、それを実行したとされるのが、すでに逮捕されている西野龍郎容疑者(22)。
2月26日午前4時半ごろ、西野容疑者は真由子容疑者宅に侵入し、真由子容疑者の夫が寝ていたリビングに灯油をまいたうえ、刃物で刺して殺害しようとしたという。
しかし西野容疑者は、夫に気づかれ、その場で取り押さえられた。
この時、自宅には長男と小学3年生の長女がいたが、真由子容疑者は深夜にもかかわらず、八戸市内の飲食店に出かけていて不在だった。
さらに玄関の鍵は、かけられていなかった。 近所の人は「お母さん(真由子容疑者)八戸で仕事してたの。昼、夜関係なくというか、お母さんがいないだろうなという感じに見えた。(事件時に何か感じた?)(真由子容疑者は)いつも通り(の雰囲気)だったので、びっくりした」と語った。
事件後も変わらない様子だったという真由子容疑者。 一方、西野容疑者と夫に面識がないなど、不審な点が浮かんだ。 そして、捜査線上に浮上したのが、西野容疑者がかつて勤めていたホストクラブだった。
真由子容疑者は、1月ごろ、西野容疑者が当時勤めていた八戸市内のこちらの飲食店に客として訪れ、2人は知り合ったという。 真由子容疑者を知る人は「夫が留守がちというか、1回仕事出ると、なかなか帰ってこない」と語った。
警察では、真由子容疑者が西野容疑者に殺害を依頼したとみて、動機の解明を進めている。