2011年03月24日
石原・ホスト掃討作戦 歌舞伎町のいま
「ここは、新宿、歌舞伎町−−」 久米明さんの特徴的なナレーションで始まる風俗嬢のドキュメントなどは、久しく観 ていない気がする。先日夕刻に、バスの車窓から歌舞伎町を眺めた際も、観光客がま ばらにいる程度、といった状況にみえた。
思えば、2005年4月1日施行の改正青少年条例で、路上スカウトが禁止になって久し い。これについては、 「構わずスカウトやってる人もいますよ(笑)仕方が無いのでは」(新宿のホスト談) という証言もある。
いっぽうでそのホスト氏の店も、営業時間規制や、客からもらった車や金品などへ の贈与税付加など、次々と繰り出される“石原・ホスト掃討作戦”の連射砲に、青息 吐息だそう。
「廃業するヤツは多いですね。次々と店がつぶれ、うちも下手するとあぶない。お客 の女の子は『まじ、うぜえ。(知事が)自分のじいちゃんだったら、逃げる』って言っ てますね」(同氏) しかし、こんな声もある。
「正直いままでは、AV・キャバ・風俗ともに、スカウト会社のつける10段階評価にお けるS、Aランクの子は皆無でした。ある程度のレベルの子がいても、業界のしがらみ にとらわれるのが平気な、いわゆるヤンキータイプだけだったかと…。比較的安心感 が広がったことで、一部のキャバクラや風俗店などで、女の子のレベルが上がってい る現象が見られます」(風俗ライター) 規制が厳しくなる中、ホストもキャバ嬢も、無垢で原石の輝きを放つような人材が増 えている?