2011年04月14日
ギャルママのスゴイ連絡網「母乳漏れはママじゃないと…」
“ワル”ばかりではない。ギャルママの総本山、「日本ギャルママ協会」は、震災の 翌朝から、全国の支部長にメールを流した。そこから所属するサークルの代表、各々 のメンバーと、ピラミッド式の連絡網を駆使。現地のママへ送る物資を集めた。
「同じママだから、被災地のママたちが何を必要としているかわかります。例えば母 乳漏れを防ぐ母乳パッドは、ママじゃないとなかなか気づきません。だから、彼女た ちにピンポイントで届けるのが私たちの役割だと思っています。初めはギャルママ協 会の人間だけの取り組みでしたが、皆がアメブロやミクシィの日記に書いてくれたか ら、ギャルではないママや女子高生からも届くように。情報がツイッターにも書かれ たからか、男性からも届きました」(副会長・上野さやか)
取材当日も、届いた物資の仕分けを慌ただしくしていた彼女たち。途中、今回の支援 物資を共同で運ぶ「プラムズハート女子プロレスの会」代表の尾崎魔弓と神取忍が応 援に駆けつけた。まさに、ギャルとヤンキーのコラボレーションだ。神取がギャルマ マとの共通点を、以下のように語る。「私らは理屈じゃなく感覚の世界で生きてい る。大変な人がいたら手を差し伸べるのが当然だよね」 ホストも支援に乗り出した。新宿歌舞伎町のホストクラブ「HIBIKI」を運営す るファンタジスタ・グループは、3月13日から各店のフロントに募金箱を設置して いる。
「あるフードをオーダーしてくれたら、そのお金を募金箱に入れるチャリティ企画も やりました。また、3月14日のホワイトデーには指名料を募金に回すということ も。ただ、大々的に宣伝していませんから、来たお客さんのみ気づいたという感じで す。節電のためにBGMや照明も落としていますね。こういう状況だから当然だし、 求められていることに応えるのがホストの仕事だから、節電でもお客さんを十分に楽 しませます。俺らにはそれしかできませんから」(代表・橘詩音)